自己の生活を眺めていなかったので、自分の生活が楽しく流れているように思われた。——彼の生活はことごとく歓楽のうちに流れ過ぎたので、これについて静思するいとまがなかったのだ。
形式的な思想と生活とが人間を動きのとれないように縛りあげようとしている今日において、われわれはもう一度ふりかえって、溌剌たる独創をもって人生の荒波を勇ましく乗りきっていった古人の言動を見直す必要がある。
努力して倦まざる人は、しだいに精力が充実して、身体も精神も非常に強くなる
死ぬ最後の瞬間まで絶望ということの、自己の脳中に入ることを彼は許さなかった。
人間は老いて青春の生気を失うと、おそろしい慢心の奴隷となる
うろたえると
みずからを卑しめてしまう
架空の悩みで
自身を落ち込ませてはならない
私は私の人格の孤絶化を、自己内部に閉じ籠もることを、自己主張を、求めたのではなかった。私は宇宙のなかに開きでることを、宇宙の内実に充満されることを、一切との交わりをもつことを、求めたのである。私は小宇宙たらんと欲した
ある一定の固定的観念を基準にして価値判断していく在り方は、それに固執するあまり、観念といえども生々流転してやまぬ人間の営みが生み出したものにすぎないという視点が欠落しがちであります。
ほとんど天成の大詩人のような情熱をもって人間の霊性に訴えていったあの革命的理想が、あまりに現実的好餌による人間操縦術の成功のために曇っていった
彼の貴族制度の復活は、ぜんぜん彼自身の過去を裏切った。貴族制度の根本弊害は無能者が祖先の栄誉を継承して特権を持続するところにある。