武松の眼で見ると、監房の中にウヨウヨしている顔よりも、警棒や鎖を鳴らして、監外を威張って歩いている顔のほうが、どう見ても“善”でなく“悪”の徽章に見えてしかたがない。
死者に口なく、官に正道なく、悲恨の武松は訴える途なき事
兵隊仲間における都頭武松は、いたって人気者だった。威張らない。規則ずくめで縛らない。わかってくれる。
嫉妬があの人の瑕です。人を容れる度量がなく、疑い深い。
日ごろはさんざッ腹、お上の禄を食らって、贅沢三昧、あげくに下々の中を、肩で風を切って歩く奴がよ、俺たちの前に両手をついて、兄哥なんていっていいのかい。
あとの命は、どう使うか。そいつも、生きてからの先の勝負だ
ああ、恐い。意味のない死は、こんなに恐いものか。やはり俺はしにたくないのだ。意味を見つけたいのだ、死の意味か、生の意味かを
私は役人としてでなく、一個の庶民宋江として、日ごろの誼を捨てがたく、宙をとんでまいったのです。
自分自身がオリジナルじゃなきゃいけない。自分しかできないことをやっていくんだ